ローマ2日間のモデルコースは、テヴェレ川をはさんで1日ずつエリアを分ければ、コロッセオもヴァチカンも、その間にある噴水や広場も見て回れます。1日目は古代ローマと中心部、2日目は川を渡ってヴァチカンとトラステヴェレへ。名所から名所へは歩いて移動し、地下鉄に乗るのは1回だけです。
ここで紹介するのは、11月下旬のサンプル旅行としてTraypassで組んだプランです。日曜の夜にフィウミチーノ空港に着き、水曜に帰る旅なので、アプリの画面では4日間と数えます。このプランの1日目は、アプリでは2日目です。
料金と営業時間は2026年10月25日に確認したものです。円の目安は、欧州中央銀行の10月23日のレート、1ユーロ=約176円で計算しています。
- コロッセオ
- €18
- 約3,200円。フォロ・ロマーノとパラティーノの丘も込み
- ヴァチカン美術館
- €25
- オンラインで時間指定の予約(約4,400円)。当日窓口は€20
- 入場料の合計
- €70
- 2日間、1人あたり(約12,300円)
- 地下鉄1回
- €1.50
- タッチ決済なら1日€8.50まで(約1,500円)
1日目:コロッセオ、フォロ・ロマーノ、中心部
8:30にコロッセオから始めて、パラティーノの丘とフォロ・ロマーノを歩き、中心部を抜けてパンテオンとトレヴィの泉へ。最後はスペイン階段で、16:45ごろの夕日を眺めます。
コロッセオは朝いちばんの枠を予約しましょう。18ユーロ(約3,200円)のチケットで、予約した時間にコロッセオに1回、そこから24時間以内にフォロ・ロマーノとパラティーノの丘に1回入れます。チケットは記名式なので、パスポートをすぐ出せるようにしておき、15分前には着いておきます。予約した時間以外には入れず、中にいられるのは最長75分です。販売は見学日の30日前から、公式サイトはticketing.colosseo.itだけです。アリーナの床と地下も見るなら、24ユーロの「Full Experience」チケットが必要です。
Traypassでは、1日の予定が地図と時間軸に並びます。行き先には回る順に番号が付き、ホテルの位置、行き先の間の徒歩の時間、残った空き時間もひと目でわかります。

Matteo del Piano · Unsplashコロッセオから、サン・グレゴリオ通りにあるパラティーノの丘の入口までは歩いて5分です。先にパラティーノの丘に登り、それからフォロ・ロマーノへ下りていきます。両方をゆっくり回って2時間半ほど。フォロ・ロマーノのラルゴ・デッラ・サラーラ・ヴェッキア側の出口から出て、坂を7分上るとカンピドリオの丘です。セナトリオ宮の裏手からは、フォロ・ロマーノ全体を無料で見渡せます。
Nicole Reyes · Unsplashランチは9分歩いて、オッタヴィアの柱廊のあたりのユダヤ人地区(ゲットー)で。そこから11分でパンテオンです。2026年7月1日から入場料が7ユーロ(約1,200円)になりました(以前は5ユーロ)。毎日9:00〜19:00、最終入場は18:30です。チケットは窓口かアプリ「Musei Italiani」で買えます。見学は30〜45分あれば十分です。土曜は17:00からのミサのため、チケットの販売が16:00で終わります。それより前に着きましょう。
Nelson Rodz · Unsplashトレヴィの泉までは9分です。2026年2月2日から、階段を下りて泉のそばまで行くには2ユーロ(約350円)かかるようになりました。有料なのは9:00〜22:00(月曜と金曜は11:30から)で、入口での支払いはカードのみです。広場から眺めるだけなら今も無料。有料の時間が終わる22:00以降にもう一度来れば、ライトアップされた泉を人の少ないなかで見られます。
tommao wang · Unsplash9分歩いてスペイン階段へ。階段の上にあるトリニタ・デイ・モンティ教会まで上り、夕日を眺めます。11月下旬の日の入りは16:45ごろです。階段は上り下りするだけにして、座らないでください。座ることは禁止されていて、罰金は250ユーロからです。すぐ横に地下鉄A線のスパーニャ駅があり、翌日はここから乗ります。
Matteo del Piano · Unsplash1日目 · 古代ローマと中心部ローマ
- 08:30コロッセオ1時間15分 · €18、フォロ・ロマーノ込み
- 10:00フォロ・ロマーノとパラティーノの丘2時間30分 · 同じチケット
- 12:40カンピドリオの丘フォロ・ロマーノを見渡す · 無料
- 13:15ユダヤ人地区でランチ1時間
- 14:30パンテオン45分 · €7
- 15:30トレヴィの泉30分 · 泉のそばは€2
- 16:20スペイン階段日の入りは16:45ごろ
- 19:30クローチェ通りのあたりで夕食1時間30分
2日目:ヴァチカン、サンタンジェロ城、トラステヴェレ
8:00の最初の枠でヴァチカン美術館に入り、昼前にサン・ピエトロ大聖堂へ。サンタンジェロ城に上って夕日を眺めたら、ナヴォーナ広場とカンポ・デ・フィオーリを歩いて、トラステヴェレで夕食にします。
スパーニャ駅から地下鉄A線で3駅のオッタヴィアーノ駅へ行き、美術館の入口まで8分歩きます。チケットはオンラインで時間指定の予約をすると25ユーロ(約4,400円)、当日窓口なら20ユーロです。よく似た偽サイトに美術館自身が注意を呼びかけているので、予約は必ずtickets.museivaticani.vaで。システィーナ礼拝堂で終わる順路には3時間ほどみておきましょう。礼拝堂の中では、写真も動画も撮影できません。肩とひざが隠れる服装で行き、帽子は脱ぎます。リュック、大きなバッグ、中くらい以上の傘は、無料のクロークに預けます。
Traypassの予定では、美術館のあとに45分の空き時間があり、それから城壁沿いに15分歩いてサン・ピエトロ大聖堂へ向かいます。この45分は、コーヒー休憩にもセキュリティチェックの列にも使えます。

サン・ピエトロ大聖堂は入場無料で、冬は毎日7:00〜19:00に開いています。入る前に、列柱廊の下で空港のようなセキュリティチェックがあり、待ち時間は日によって違います。中にクロークはないので、持ち物は小さなバッグだけにしましょう。クーポラ(ドーム)に上れるのは7:30〜17:00です。
Fabio Fistarol · Unsplashボルゴかプラーティでランチを済ませたら、広場から14分歩いてサンタンジェロ城へ。入場料は18ユーロ(約3,200円)で、火〜日曜の9:00〜19:30、月曜は休みです。屋上のテラスからは、テヴェレ川の向こうにサン・ピエトロ大聖堂のクーポラが見えます。日の入りは16:45ごろで、閉館よりずっと前です。
Mauricio Artieda · Unsplashサンタンジェロ橋を渡って15分歩くと、ナヴォーナ広場とベルニーニの「四大河の噴水」。さらに7分でカンポ・デ・フィオーリです。朝は市場、夜はバーでにぎわいます。そこからシスト橋で川を渡るとトラステヴェレで、サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ広場まではカンポ・デ・フィオーリから11分。夕食はこのあたりでどうぞ。
Mariano Alvarez · Unsplash2日目 · ヴァチカンとトラステヴェレローマ
- 08:00ヴァチカン美術館とシスティーナ礼拝堂3時間 · オンラインで€25
- 12:00サン・ピエトロ大聖堂1時間15分 · 無料
- 13:30ボルゴかプラーティでランチ1時間
- 15:00サンタンジェロ城1時間45分 · €18 · 日の入りは16:45ごろ
- 17:05ナヴォーナ広場サンタンジェロ橋を渡って · 無料
- 17:40カンポ・デ・フィオーリ20分
- 18:15シスト橋を渡ってトラステヴェレへサンタ・マリア・イン・トラステヴェレ
- 19:30トラステヴェレで夕食1時間30分
- コロッセオ1日目、8:30
- フォロ・ロマーノ1日目、パラティーノの丘と一緒に
- カンピドリオの丘1日目、見晴らし
- パンテオン1日目、€7
- トレヴィの泉1日目、泉のそばは€2
- スペイン階段1日目、夕暮れに
- ヴァチカン美術館2日目、8:00
- サン・ピエトロ大聖堂2日目、無料
- サンタンジェロ城2日目、夕暮れに
- ナヴォーナ広場2日目、無料
- カンポ・デ・フィオーリ2日目、通り道
- サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ2日目、近くで夕食
曜日の選び方
ヴァチカンは火・木・金・土曜に回しましょう。日・月・水曜だと、2日目の行き先のどこかが休みだったり混雑したりします。月・金・土曜は、1日目の時間もいくつか変わります。
| 曜日 | 変わること |
|---|---|
| 日曜 | ヴァチカン美術館が休み(最終日曜は無料、混雑) |
| 月曜 | サンタンジェロ城が休み、トレヴィの泉のそばへは11:30から |
| 水曜 | 午前に教皇の一般謁見、サン・ピエトロ周辺が混雑 |
| 金曜 | トレヴィの泉のそばへは11:30から |
| 土曜 | パンテオンのチケット販売は16:00まで |
美術館の遅い時間の枠しか取れなかったら、午前の順番を入れ替えます。7:00の開門に合わせてサン・ピエトロ大聖堂へ行き、列が短いうちに見学してから美術館に入りましょう。
ローマ市内の移動
基本は徒歩で、どちらの日も行き先の間は5〜15分です。地下鉄はヴァチカンへ行くときに使い、改札でタッチ決済のカードかスマホをかざします。1回1.50ユーロ(約260円)で、24時間で8.50ユーロ(約1,500円)を超えることはありません。乗り換えのたびにタッチし、1日じゅう同じカードを使いましょう。カードは1人1枚ずつ必要です。
| 交通手段 | 料金 | 知っておきたいこと |
|---|---|---|
| 地下鉄、バス、トラム | €1.50 | バスとトラムは100分、地下鉄は1回 |
| タッチ決済(1日) | 最大€8.50 | 24時間で6回目の乗車で上限に |
| Roma 48h/72hパス | €15/€22 | 地下鉄、バス、トラムが乗り放題 |
| レオナルド・エクスプレス | €14 | フィウミチーノからテルミニ駅まで32分 |
| フィウミチーノからタクシー | 1台€55 | 中心部まで定額 |
レオナルド・エクスプレスは途中停車なしで15分おきに走り、改札ではタッチ決済のカードも使えます。地下鉄のきっぷでは乗れません。タクシーの55ユーロ(約9,700円)は1台あたりの料金で、アウレリアヌスの城壁の内側ならどこまで行っても同じです。公式のタクシー乗り場から、白いローマ市のタクシーに乗りましょう。フィウミチーノ市の許可で走る車は、料金が高くなります。
ローマ2日間の宿泊エリア
パンテオンとナヴォーナ広場の間か、スペイン階段の近くに泊まれば、どちらの日も少し歩くか地下鉄に乗るだけで1日を始められます。サンプル旅行の宿は、コロッセオから歩いて12分のモンティ地区です。プラーティはヴァチカンのすぐそば、トラステヴェレは夜を楽しむのに向いていて、テルミニ駅の周辺は空港行きの列車に乗るのに便利です。
出発前の準備
日程が決まったらすぐに、コロッセオ(販売は30日前から)とヴァチカン美術館を予約しましょう。どちらも公式サイトだけで予約します。Traypassでは、こうした予約が日付つきの「やること」になり、出発前にまとめて確認できます。
| 予約するもの | 予約先 | 時期 |
|---|---|---|
| コロッセオ、フォロ・ロマーノ、パラティーノ | ticketing.colosseo.it | 30日前から |
| ヴァチカン美術館 | tickets.museivaticani.va | 日程が決まったら |
| パンテオン | アプリ「Musei Italiani」 | 前月の中旬から |
| サンタンジェロ城 | Musei ItalianiかCoopCulture | 予約は任意 |
| トレヴィの泉のそば | vivaticket.comか現地の入口 | 予約は任意 |
日本のパスポートなら、イタリアを含むシェンゲン圏には、180日間のうち最長90日までビザなしで滞在できます。パスポートは、シェンゲン圏を出る予定日から3か月以上の残存期間があり、発行から10年以内のものが必要です。初めて入国するときは、国境で指紋と顔写真を登録します。EUの渡航認証ETIASはまだ運用が始まっていないので、この11月の旅行には必要ありません。
イタリアのコンセントはC、F、Lタイプで、電圧は230Vです。日本のプラグはそのままでは差せないので、変換プラグを持っていきましょう。2本ピンのCタイプなら、どのコンセントにも合います。スマホやパソコンの充電器は、表示が100〜240Vなら変換プラグだけで使えますが、100V専用の家電は変圧器がないと使えません。11月のローマは最低気温が8℃前後、最高気温が17℃前後で、雨の日が9日ほどあります。折りたたみ傘を入れておきましょう。日本との時差は8時間で、日本のほうが進んでいます。Traypassの持ち物リストには、変換プラグが自動で入ります。
アプリで組むローマの2日間
フライトとホテルを旅行に追加すると、Traypassがそれを日付順に並べ、1日ごとの行き先を地図と時間軸に表示します。旅程プランナーが日程づくりを手伝います。ローマのあとにロンドンへ行くなら、同じように組んだロンドン3日間のモデルコースもどうぞ。




