9分で読めます文:Gonzalo Fuentes

サンタンジェロ橋とテヴェレ川の向こうにそびえる、サン・ピエトロ大聖堂のクーポラ。暖かく霞んだ光のローマ

ローマ2日間モデルコース

Chris Czermak · Unsplash

ローマ2日間のモデルコースは、テヴェレ川をはさんで1日ずつエリアを分ければ、コロッセオもヴァチカンも、その間にある噴水や広場も見て回れます。1日目は古代ローマと中心部、2日目は川を渡ってヴァチカンとトラステヴェレへ。名所から名所へは歩いて移動し、地下鉄に乗るのは1回だけです。

ここで紹介するのは、11月下旬のサンプル旅行としてTraypassで組んだプランです。日曜の夜にフィウミチーノ空港に着き、水曜に帰る旅なので、アプリの画面では4日間と数えます。このプランの1日目は、アプリでは2日目です。

料金と営業時間は2026年10月25日に確認したものです。円の目安は、欧州中央銀行の10月23日のレート、1ユーロ=約176円で計算しています。

コロッセオ
€18
約3,200円。フォロ・ロマーノとパラティーノの丘も込み
ヴァチカン美術館
€25
オンラインで時間指定の予約(約4,400円)。当日窓口は€20
入場料の合計
€70
2日間、1人あたり(約12,300円)
地下鉄1回
€1.50
タッチ決済なら1日€8.50まで(約1,500円)

1日目:コロッセオ、フォロ・ロマーノ、中心部

8:30にコロッセオから始めて、パラティーノの丘とフォロ・ロマーノを歩き、中心部を抜けてパンテオンとトレヴィの泉へ。最後はスペイン階段で、16:45ごろの夕日を眺めます。

コロッセオは朝いちばんの枠を予約しましょう。18ユーロ(約3,200円)のチケットで、予約した時間にコロッセオに1回、そこから24時間以内にフォロ・ロマーノとパラティーノの丘に1回入れます。チケットは記名式なので、パスポートをすぐ出せるようにしておき、15分前には着いておきます。予約した時間以外には入れず、中にいられるのは最長75分です。販売は見学日の30日前から、公式サイトはticketing.colosseo.itだけです。アリーナの床と地下も見るなら、24ユーロの「Full Experience」チケットが必要です。

Traypassでは、1日の予定が地図と時間軸に並びます。行き先には回る順に番号が付き、ホテルの位置、行き先の間の徒歩の時間、残った空き時間もひと目でわかります。

Traypassの11月23日(月)の旅程。ローマ4日間の2日目で、16°、日の入りは16:44。地図にはコロッセオからパンテオン、トレヴィの泉、スペイン階段まで番号付きの5か所と、モンティ地区のホテル。下の時間軸には8:30〜9:45のコロッセオ、徒歩10分、10:00〜12:30のフォロ・ロマーノとパラティーノの丘
黄金色の光に照らされたローマのコロッセオ。晴れた空の下、上の階のアーチから光が差し込んでいますMatteo del Piano · Unsplash

コロッセオから、サン・グレゴリオ通りにあるパラティーノの丘の入口までは歩いて5分です。先にパラティーノの丘に登り、それからフォロ・ロマーノへ下りていきます。両方をゆっくり回って2時間半ほど。フォロ・ロマーノのラルゴ・デッラ・サラーラ・ヴェッキア側の出口から出て、坂を7分上るとカンピドリオの丘です。セナトリオ宮の裏手からは、フォロ・ロマーノ全体を無料で見渡せます。

上から見たローマのフォロ・ロマーノ。手前にカストルとポルックス神殿の3本の柱、奥にセプティミウス・セウェルスの凱旋門とカンピドリオの丘Nicole Reyes · Unsplash

ランチは9分歩いて、オッタヴィアの柱廊のあたりのユダヤ人地区(ゲットー)で。そこから11分でパンテオンです。2026年7月1日から入場料が7ユーロ(約1,200円)になりました(以前は5ユーロ)。毎日9:00〜19:00、最終入場は18:30です。チケットは窓口かアプリ「Musei Italiani」で買えます。見学は30〜45分あれば十分です。土曜は17:00からのミサのため、チケットの販売が16:00で終わります。それより前に着きましょう。

ロトンダ広場の石畳から見た、ローマのパンテオンの柱廊。「M. AGRIPPA」の銘文の下に円柱が並びますNelson Rodz · Unsplash

トレヴィの泉までは9分です。2026年2月2日から、階段を下りて泉のそばまで行くには2ユーロ(約350円)かかるようになりました。有料なのは9:00〜22:00(月曜と金曜は11:30から)で、入口での支払いはカードのみです。広場から眺めるだけなら今も無料。有料の時間が終わる22:00以降にもう一度来れば、ライトアップされた泉を人の少ないなかで見られます。

日差しを浴びるローマのトレヴィの泉。中央のくぼみに立つオケアノスの像と岩、ターコイズ色の水tommao wang · Unsplash

9分歩いてスペイン階段へ。階段の上にあるトリニタ・デイ・モンティ教会まで上り、夕日を眺めます。11月下旬の日の入りは16:45ごろです。階段は上り下りするだけにして、座らないでください。座ることは禁止されていて、罰金は250ユーロからです。すぐ横に地下鉄A線のスパーニャ駅があり、翌日はここから乗ります。

夜明けのローマのスペイン階段。人はほとんどおらず、バルカッチャの噴水からトリニタ・デイ・モンティ教会へと階段が続きますMatteo del Piano · Unsplash

1日目 · 古代ローマと中心部ローマ

  1. 08:30コロッセオ1時間15分 · €18、フォロ・ロマーノ込み
  2. 10:00フォロ・ロマーノとパラティーノの丘2時間30分 · 同じチケット
  3. 12:40カンピドリオの丘フォロ・ロマーノを見渡す · 無料
  4. 13:15ユダヤ人地区でランチ1時間
  5. 14:30パンテオン45分 · €7
  6. 15:30トレヴィの泉30分 · 泉のそばは€2
  7. 16:20スペイン階段日の入りは16:45ごろ
  8. 19:30クローチェ通りのあたりで夕食1時間30分

2日目:ヴァチカン、サンタンジェロ城、トラステヴェレ

8:00の最初の枠でヴァチカン美術館に入り、昼前にサン・ピエトロ大聖堂へ。サンタンジェロ城に上って夕日を眺めたら、ナヴォーナ広場とカンポ・デ・フィオーリを歩いて、トラステヴェレで夕食にします。

スパーニャ駅から地下鉄A線で3駅のオッタヴィアーノ駅へ行き、美術館の入口まで8分歩きます。チケットはオンラインで時間指定の予約をすると25ユーロ(約4,400円)、当日窓口なら20ユーロです。よく似た偽サイトに美術館自身が注意を呼びかけているので、予約は必ずtickets.museivaticani.vaで。システィーナ礼拝堂で終わる順路には3時間ほどみておきましょう。礼拝堂の中では、写真も動画も撮影できません。肩とひざが隠れる服装で行き、帽子は脱ぎます。リュック、大きなバッグ、中くらい以上の傘は、無料のクロークに預けます。

Traypassの予定では、美術館のあとに45分の空き時間があり、それから城壁沿いに15分歩いてサン・ピエトロ大聖堂へ向かいます。この45分は、コーヒー休憩にもセキュリティチェックの列にも使えます。

Traypassの11月24日(火)の旅程。ローマ4日間の3日目で、14°、日の入りは16:43。地図にはサン・ピエトロ大聖堂、ナヴォーナ広場、「トラステヴェレで夕食」など番号付きの5か所。下の時間軸には8:00〜11:00のヴァチカン美術館とシスティーナ礼拝堂、空き時間45分、徒歩15分、12:00からのサン・ピエトロ大聖堂

サン・ピエトロ大聖堂は入場無料で、冬は毎日7:00〜19:00に開いています。入る前に、列柱廊の下で空港のようなセキュリティチェックがあり、待ち時間は日によって違います。中にクロークはないので、持ち物は小さなバッグだけにしましょう。クーポラ(ドーム)に上れるのは7:30〜17:00です。

2つの建物の間から見たサン・ピエトロ大聖堂の正面とクーポラ。手前にサン・ピエトロ広場のオベリスクFabio Fistarol · Unsplash

ボルゴかプラーティでランチを済ませたら、広場から14分歩いてサンタンジェロ城へ。入場料は18ユーロ(約3,200円)で、火〜日曜の9:00〜19:30、月曜は休みです。屋上のテラスからは、テヴェレ川の向こうにサン・ピエトロ大聖堂のクーポラが見えます。日の入りは16:45ごろで、閉館よりずっと前です。

夕暮れにライトアップされたサンタンジェロ城とサンタンジェロ橋。ローマのテヴェレ川の水面に映っていますMauricio Artieda · Unsplash

サンタンジェロ橋を渡って15分歩くと、ナヴォーナ広場とベルニーニの「四大河の噴水」。さらに7分でカンポ・デ・フィオーリです。朝は市場、夜はバーでにぎわいます。そこからシスト橋で川を渡るとトラステヴェレで、サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ広場まではカンポ・デ・フィオーリから11分。夕食はこのあたりでどうぞ。

夜のトラステヴェレの石畳の路地。通りの上にツタが渡り、日よけの下にレストランのテーブルが並んでいますMariano Alvarez · Unsplash

2日目 · ヴァチカンとトラステヴェレローマ

  1. 08:00ヴァチカン美術館とシスティーナ礼拝堂3時間 · オンラインで€25
  2. 12:00サン・ピエトロ大聖堂1時間15分 · 無料
  3. 13:30ボルゴかプラーティでランチ1時間
  4. 15:00サンタンジェロ城1時間45分 · €18 · 日の入りは16:45ごろ
  5. 17:05ナヴォーナ広場サンタンジェロ橋を渡って · 無料
  6. 17:40カンポ・デ・フィオーリ20分
  7. 18:15シスト橋を渡ってトラステヴェレへサンタ・マリア・イン・トラステヴェレ
  8. 19:30トラステヴェレで夕食1時間30分
ローマ2日間の行き先
  1. コロッセオ1日目、8:30
  2. フォロ・ロマーノ1日目、パラティーノの丘と一緒に
  3. カンピドリオの丘1日目、見晴らし
  4. パンテオン1日目、€7
  5. トレヴィの泉1日目、泉のそばは€2
  6. スペイン階段1日目、夕暮れに
  7. ヴァチカン美術館2日目、8:00
  8. サン・ピエトロ大聖堂2日目、無料
  9. サンタンジェロ城2日目、夕暮れに
  10. ナヴォーナ広場2日目、無料
  11. カンポ・デ・フィオーリ2日目、通り道
  12. サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ2日目、近くで夕食

曜日の選び方

ヴァチカンは火・木・金・土曜に回しましょう。日・月・水曜だと、2日目の行き先のどこかが休みだったり混雑したりします。月・金・土曜は、1日目の時間もいくつか変わります。

曜日 変わること
日曜 ヴァチカン美術館が休み(最終日曜は無料、混雑)
月曜 サンタンジェロ城が休み、トレヴィの泉のそばへは11:30から
水曜 午前に教皇の一般謁見、サン・ピエトロ周辺が混雑
金曜 トレヴィの泉のそばへは11:30から
土曜 パンテオンのチケット販売は16:00まで

美術館の遅い時間の枠しか取れなかったら、午前の順番を入れ替えます。7:00の開門に合わせてサン・ピエトロ大聖堂へ行き、列が短いうちに見学してから美術館に入りましょう。

ローマ市内の移動

基本は徒歩で、どちらの日も行き先の間は5〜15分です。地下鉄はヴァチカンへ行くときに使い、改札でタッチ決済のカードかスマホをかざします。1回1.50ユーロ(約260円)で、24時間で8.50ユーロ(約1,500円)を超えることはありません。乗り換えのたびにタッチし、1日じゅう同じカードを使いましょう。カードは1人1枚ずつ必要です。

交通手段 料金 知っておきたいこと
地下鉄、バス、トラム €1.50 バスとトラムは100分、地下鉄は1回
タッチ決済(1日) 最大€8.50 24時間で6回目の乗車で上限に
Roma 48h/72hパス €15/€22 地下鉄、バス、トラムが乗り放題
レオナルド・エクスプレス €14 フィウミチーノからテルミニ駅まで32分
フィウミチーノからタクシー 1台€55 中心部まで定額

レオナルド・エクスプレスは途中停車なしで15分おきに走り、改札ではタッチ決済のカードも使えます。地下鉄のきっぷでは乗れません。タクシーの55ユーロ(約9,700円)は1台あたりの料金で、アウレリアヌスの城壁の内側ならどこまで行っても同じです。公式のタクシー乗り場から、白いローマ市のタクシーに乗りましょう。フィウミチーノ市の許可で走る車は、料金が高くなります。

ローマ2日間の宿泊エリア

パンテオンとナヴォーナ広場の間か、スペイン階段の近くに泊まれば、どちらの日も少し歩くか地下鉄に乗るだけで1日を始められます。サンプル旅行の宿は、コロッセオから歩いて12分のモンティ地区です。プラーティはヴァチカンのすぐそば、トラステヴェレは夜を楽しむのに向いていて、テルミニ駅の周辺は空港行きの列車に乗るのに便利です。

出発前の準備

日程が決まったらすぐに、コロッセオ(販売は30日前から)とヴァチカン美術館を予約しましょう。どちらも公式サイトだけで予約します。Traypassでは、こうした予約が日付つきの「やること」になり、出発前にまとめて確認できます。

予約するもの 予約先 時期
コロッセオ、フォロ・ロマーノ、パラティーノ ticketing.colosseo.it 30日前から
ヴァチカン美術館 tickets.museivaticani.va 日程が決まったら
パンテオン アプリ「Musei Italiani」 前月の中旬から
サンタンジェロ城 Musei ItalianiかCoopCulture 予約は任意
トレヴィの泉のそば vivaticket.comか現地の入口 予約は任意

日本のパスポートなら、イタリアを含むシェンゲン圏には、180日間のうち最長90日までビザなしで滞在できます。パスポートは、シェンゲン圏を出る予定日から3か月以上の残存期間があり、発行から10年以内のものが必要です。初めて入国するときは、国境で指紋と顔写真を登録します。EUの渡航認証ETIASはまだ運用が始まっていないので、この11月の旅行には必要ありません。

イタリアのコンセントはC、F、Lタイプで、電圧は230Vです。日本のプラグはそのままでは差せないので、変換プラグを持っていきましょう。2本ピンのCタイプなら、どのコンセントにも合います。スマホやパソコンの充電器は、表示が100〜240Vなら変換プラグだけで使えますが、100V専用の家電は変圧器がないと使えません。11月のローマは最低気温が8℃前後、最高気温が17℃前後で、雨の日が9日ほどあります。折りたたみ傘を入れておきましょう。日本との時差は8時間で、日本のほうが進んでいます。Traypassの持ち物リストには、変換プラグが自動で入ります。

アプリで組むローマの2日間

フライトとホテルを旅行に追加すると、Traypassがそれを日付順に並べ、1日ごとの行き先を地図と時間軸に表示します。旅程プランナーが日程づくりを手伝います。ローマのあとにロンドンへ行くなら、同じように組んだロンドン3日間のモデルコースもどうぞ。

よくある質問

はい。初めての人が見たい定番の名所なら、テヴェレ川をはさんで1日ずつエリアを分ければ回れます。1日目は古代ローマと中心部、2日目はヴァチカンとトラステヴェレです。ほとんどの行き先の間は歩いて5〜15分。3日目があれば、もっとゆっくり歩けて、中に入れる場所も増やせます。

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Traypassの旅行「2日間のローマ」(11月22日〜25日):イタリアの「知っておきたいこと」、11月22日(日)のイベリア航空IB 3236便(マドリード発ローマ・フィウミチーノ行き)、モンティ地区のホテルのチェックイン(3泊)

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